分析・診断システム

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ONS-Zシリーズ

ONSシリーズ

亜リン酸肥料
亜リン酸肥料
大塚ミテルン
大塚ミテルン

分析・診断システム

■概要

 近年、わが国の農業は農業従事者の減少や高齢化、各種資材や肥料の多投入による塩類集積、除塩操作による環境汚染が問題になっています。これらの問題点を解決し、よりよい施設栽培をおこなうためには、省力化、規模拡大、環境保全型農業をすすめていく必要があります。

 大塚アグリテクノでは、栽培に使用する原水の水質調査や水耕栽培における培養液の分析、土耕栽培での土壌分析、植物体の成分分析などを通じて、それぞれの作物に応じた「ムリ、ムダのない」最適な施肥管理を追求し、高品質、高収量な作物づくりをサポートしています。

水や土壌を分析、診断することにより、環境要因、培養液または土壌の肥料条件、生育段階などで変化する作物の栄養状態を正確に把握でき、これにより栽培作物の養分吸収特性に応じた合理的な肥培管理体系を確立することができると考えています。

大塚アグリテクノでは、プラズマ発光分光分析装置(ICP)やイオンクロマトなどの分析機器を導入し、迅速、かつ精度の高い分析技術とコンピュータによる独自の分析診断システムを運用しています。

■診断項目

原水、培養液、植物体(汁液)、土壌・土壌溶液

●原水

 栽培をはじめるうえで良質な用水の確保は大変重要です。そこで栽培前に水質の調査をし、使用の可、不可を判定するとともに、含まれている無機成分濃度を知ることにより成分バランスのとれた施肥設計を作ることができます。水質の評価は各成分ごとに濃度範囲を設けてランク付けをしています。

●培養液

 栽培期間中、肥料の無機成分に過不足がないか、肥料濃度やpHが適正範囲にあるかどうかを調べます。プラント方式によって採取する養液が異なります。NFTや湛液栽培、ロックウール栽培の循環方式等の場合であればその循環タンク内の培養液を、かけ流し方式のロックウール栽培であれば給液の培養液、ロックウール内(スラブ内)培養液、または排液など性質の異なる培養液を目的に応じて採取し分析します。

●植物体(汁液)

 植物体内を移動している可溶性の無機成分を分析することにより、そのときの植物の栄養状態を知ることができます。目的に応じて、植物の適当な部分から代表的なサンプルを採取します。栄養上の不均衡(欠乏または過剰)を確かめる場合は、可能であれば同時に健全植物の同部分を採取します。このようにすると健全なものとそうでないものとを直接比較することができ、解釈が容易となります。

●土壌・土壌溶液

 土壌分析には吸引法(真空減圧)による土壌溶液、または生土容積抽出法による抽出液中の可溶性無機要素を測定する場合があります。土壌の溶液中の電気伝導度(EC)、pHや肥料成分を知ることにより植物の栄養状態を把握することができます。養液土耕栽培では、作付け前の土壌を分析し、適正な施肥量を設計します。そして、栽培期間中、定期分析しながら適正な施肥量に修正します。
 上記の他に、酢酸ナトリウム浸出法により置換性塩基(K、 Ca、及び Mg)、トルオーグ法により有効態リン酸を測定する場合があります。

■測定項目

  EC pH NH4-N NO3-N P K Ca Mg Mn
原水
培養液
土壌・土壌溶液
植物体(汁液)
  B Fe Cu Zn Mo Na Cl SO4-S HCO3
原水
培養液
土壌・土壌溶液
植物体(汁液)

■分析方法

EC ・・・・・電気伝導度計

pH ・・・・・pH計

NH4-N、NO3-N、Cl、SO4-S ・・・・・イオンクロマトグラフ法

P、K、Ca、Mg、B、Fe、Mn、Cu、Zn、Mo、Na ・・・・・ICP発光分光分析法

HCO3 ・・・・・中和滴定法